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1巻。和也と孝司ですが、じつはプロット段階では出ていません。最初の犠牲者として登場する、その場かぎりのキャラのはずでした。 書いてみたら、なぜか章吾と一緒に漫才をはじめたので、そのまま2巻以降も章吾にまとわりつくことに… そのまま20巻以上経った今も出てくる準レギュラーになったとさ…
ちなみに章吾の方はプロット段階で出ていましたが、初期プロットでは、嫌なやつ……マルフォイポジションでした。 でも僕が嫌なやつを書くのが苦手で考えあぐねていたら、打ち合わせで「もういっそ一緒にキックじゃね!?」というノリに…。良きライバルキャラになったのでした。
大悪党を描くのは好きなんだけど、小悪党は嫌なんだよね…。学園ものとかでも、嫌がらせしてくるクラスメイト、みたいなキャラは、書いててつまんなくなっちゃうので。 描きたくなるキャラはやっぱり、書いてるうちにちゃんと生き生きしてくれるので良き。
1巻といえば、牛鬼が大翔たちを追いかけてくるときに歌ってる替え歌は、はじめは「うさぎとかめ」ではなくて、「森のクマさん」でした。(アルーヒ- モリノナカ- オニサンニ- デアァッタ-)
権利関係でちょっと微妙だったので差し替えたのだけど、作者が1巻で一番自信があったのがその「牛鬼の森のクマさんミュージカルシーン」だったので、結構ショックだった記憶。 や、うさぎとかめもいいんだけども…!
鬼さんの〜 言うことにゃ〜 お嬢さん〜 お逃げなさい〜 に葵が返答で歌ってノリツッコミしてたの…。…うん、なんだそのホラー小説…
忘れていたけれど、ツノウサギもプロットには出ていません…というか、初稿段階では鬼たちも、替え歌を歌ったりしない、ホラークリーチャーっぽいやつらでした… 初稿を読んだ担当に「鬼のキャラ立てて」と言われた結果、鬼たちが歌いはじめ、ツノウサギがピョンピョンする事態に…
担当は「いや、こういうのは想定してなかった…」という反応だったのだけど、僕は「めっちゃ俺っぽい小説になった!」と手ごたえを感じたので、そのまま通させてもらったのでした。 ツノウサギがいなかったら今の絶望鬼ごっこはないと思うので、良かったなぁ…と。
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